下肢(かし)を見る

離断性骨軟骨炎

症状

投球や倒立運動などのスポーツ動作での肘外側の痛み。10歳前後から16歳くらい良く発見されます。

病態

上腕骨の肘側・外側の軟骨に血流低下が生じます。初期(図1a)では自覚症状があまりなく、偶然や検診などで発見されることが多いです。進行期初期(図1b,b’’)では軟骨が剥離しかけ,進行期後期から終末期(図1c)では軟骨が完全に遊離し、いわゆる関節ねずみとなります。

治療

進行期初期までは投球停止3-6か月で改善することも多く認められます(図1b’-b’’-b’’’)。しかし、この周辺の骨の成長が終了する14-15歳で治癒が止まってしまった場合や終末期では手術が必要となります。軟骨の欠損した部分がおよそ1cm未満では、関節鏡でのねずみの摘出術(図2)、1cm以上では膝外側からの骨軟骨柱移植術(図3)の適応です。前者ではスポーツ復帰に3か月、後者では骨癒合に3-4か月・スポーツ復帰に6か月を要します。移植した骨軟骨柱は滑らかになり、本来の軟骨の形態に近くなります(図3-3)。膝も骨軟骨柱採取部は線維軟骨が再生し、とくに症状は残りません(図3-1)。

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