麻酔について

当院の手術麻酔は全て「神経ブロック」(局所麻酔)主体です。

近年、超音波診断装置の飛躍的な性能向上により、末梢神経そのものを明確に画像で映し出すことが出来るようになりました。当院で行なっている麻酔は、超音波診断装置を見ながら神経の周囲に麻酔薬を浸潤させる方法です。(従来のランドマーク法や電気刺激法と異なり、直接神経を確認しながら行うため、神経を傷つける事はありません。) 手術を手際良く短時間で行う事が出来れば、この麻酔で全く問題ありません。 当院では2003年の開院当初より、この方法で手術を行なっており、既に数千例の手術実績があります。

症例により、適宜他の麻酔法を組み合わせて、患者様にとって最もやさしい、痛みとストレスのない麻酔で手術を行なっております。

局所麻酔(神経ブロック)による手術の利点

  1. 吸入薬による全身麻酔と比べ身体に及ぼすストレスが少なく、脊髄麻酔や硬膜外麻酔と異なり血圧低下や髄膜炎などの合併症の危険性がありません。
  2. 手術する箇所にのみ麻酔を効かせるため、手術直後より歩行が可能であり、日帰りで手術を行う事が出来ます。
  3. 手術中は意識があるため、手術中の映像を見ながら術者の解説をリアルタイムで聞く事が出来ます。(手術映像が苦手な方は、好みの映画を観たり、入眠することも出来ます。)
  4. 手術直後より家族の方と会話する事が出来、飲食も可能です。
  5. 術後約半日麻酔が効いているため、術直後の痛みもほとんどありません。

必要な箇所に最小限の麻酔を行うことにより、日帰り手術が可能となり、術直後よりリハビリが開始できます。

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