医療法人社団スポーツメディカム  八王子スポーツ整形外科

テニス肘(上腕骨外上顆炎,肘後外側痛症候群)

(じょうわんこつがいじょうかえん、ひじこうがいそくつうしょうこうぐん)

テニス肘の症状

肘外側表面の痛み。圧痛。手でものを強く握ったとき、持ち上げたときに痛み。 30歳くらいから多くの方に発見され、スポーツ以外の肘の疼痛原因として代表的なものです。

テニス肘の病態

上腕骨外上顆に起始する手関節を反るときに収縮する短橈側手根伸筋(ECRB)腱の炎症や部分断裂がきっかけとなります(図1)。

テニス肘(上腕骨外上顆炎,肘後外側痛症候群)

周囲の滑膜ひだ増生・炎症(異常血管増生)や外側側副靱帯・輪状靱帯の柔軟性低下など複雑な病態が関与していることもあります(肘後外側痛症候群)。

テニス肘の治療

傷んだECRB腱の有無をエコー、MRIで確認します(図1)。傷んだ腱へのスロイド注射は一時的なことが多く、腱自体を傷めるので極力避けます。生活指導と肘・肩甲帯への理学療法で症状の改善に努めます。靱帯の損傷が悪化し、症状も残存する場合は手術を検討します。関節鏡手術では傷んだ腱と増生した滑膜ひだを部分切除し、牽引や引っ掛かりによる痛みを防ぎます (図2)。

関節鏡視下滑膜切除術(クリーニング手術)

最近は各病院と連携し、腱自体を縫合する方法(局所麻酔)や炎症血管をカテーテルで閉塞させる方法(局所麻酔)も開発し実施しております(図3)。いずれの方法も術後固定などは必要なく、症状の緩和は1-2か月で期待できます。

血管内カテーテル治療
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