腱板が上腕骨から剥がれた状態を関節鏡(内視鏡)を用いて修復し、肩関節の除痛・機能回復を目標とします。腱板の断裂の大きさに応じて、アンカーという糸の付属した小さなピンを上腕骨に打ち込み、糸を剥がれた腱板に通して、上腕骨に腱板を固定します。全ての操作を関節鏡で行うことが可能です。基本的に日帰り手術で、約4週間の安静が必要です。約3ヵ月で重労働以外は行うことができます。

修復法① 重層固定法

修復法② ブリッジング法
ブリッジング法の実際を下に示します。

上腕骨から剥離した腱板(赤矢印)

アンカーを上腕骨に挿入

腱板にアンカーの糸を通します。

通した糸を外側に持ってきて固定

2つ目の固定を完成

腱板は上腕骨に圧着されました。