肘関節内側側副靱帯を手関節の腱(長掌筋腱)を用いて再建する方法です。緩んだ内側側副靱帯の間(より深部に)腱を移植し、上腕骨側と尺骨側の解剖学的に正確な位置に固定しております(骨釘と直径4mm程度の小さなスクリューを用いて)。2時間程度の手術で、創は肘の内側に7-8cm程度のものが必要です。術後ギプスを4週間巻きます。慎重なプログラムのもと、投球復帰へ向けてリハビリを行います。試合復帰は投手で術後6-9ヵ月、野手や野球以外の競技で6ヵ月を要します。
緩んだ靱帯(緑矢印) 腱移植によって再建された靱帯(青矢印)
術後X線 術後の創(左肘)
術前MRI(傷んだ靱帯;緑矢印) 術後MRI(再建靱帯;青矢印)
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