理学療法士が医師の診断に応じて患部の痛みや各部位の関節可動域、筋力、アライメント、動作分析などの詳細な評価を行います。症状や状態について説明するとともに、治療方針や目標を相談したうえで個々にあった運動療法を処方します。
総合電機治療装置(ES-520)
5種類の電気刺激モード(MCR:マイクロカレント、HVS:高周波電気刺激、ILC:干渉波、TENS:経皮的電気刺激、EMS:神経筋電気刺激)を搭載し、筋肉の過緊張の緩和や腫脹の軽減、術創部の癒着改善、筋力増強訓練の補助などに利用しています。
3D刺激装置(ES-525)
異なる方向に3つの周波を流し干渉させることで立体的な治療を可能にした「立体動態波®モード」と、マイクロカレント治療が立体的に行える「3D-MENS®モード」を搭載し、トレーニングや鎮痛、微弱電流による損傷治癒促進を図ります。
超音波治療器(UST-770)
超音波の機械的振動刺激による物理療法。温熱作用では深部の患部を直接温めることで組織柔軟性の改善や関節可動域の拡大を図り、非温熱作用では急性外傷や術後などの炎症管理に対して用います。
オステオトロンⅤ
低出力パルス超音波(LIPUS)を用いて骨折部位を刺激することで、骨癒合を促進します。毎日20分の使用により骨癒合期間が40%短縮するとされており治療はリハビリ室で来院時に実施する、またはドクターの診断により必要に応じてレンタル(保険診療算定)が可能です。
必要に応じて理学療法士が痛みの軽減や、可動域の改善、筋収縮の促通を目的に徒手的な治療を行います。また、患部の状態に合わせて負荷の少ないトレーニングからチューブや重錘を用いたトレーニングまで運動療法を処方しています。自宅でも継続してトレーニングが実施できるようにホームエクササイズの指導も行っております。
歩行やランニング、ジャンプ動作などをチェックし、効率的な動作の獲得から安全なスポーツ復帰を進めていきます。また、リハビリ室には防球ネットを設備しており、実際にボールを投げる、打つ、蹴るなどのスポーツ動作を確認しながらフォームチェックや動作トレーニングを実施していきます。
筋力評価機器(アイソフォース)を用いて、主に膝関節疾患の筋力を数値化してスポーツ復帰の際の復帰基準の判断材料として用いています。
メディカルフィットネス部門におけるリハビリテーション機器の紹介
メディカルフィットネス部門では身体の柔軟性改善に優れたホグレル社のトレーニング機器が設置されております。ここでは一例を紹介します。ネバータイトハムはハムストリングのストレッチを目的とした股関節の深い屈曲からのレッグプレス運動で、八王子スポーツクリニック脊椎担当部長である西良Dr.が考案した八スポ体操“ジャックナイフストレッチ”をもとに作成されました。
写真の症例ではネバータイトハム施行前後の即時効果でFFD(指床距離)が24cm改善されています。
© 2024 HACHIOJI SPORTS MEDICAL ASSOCIATES. All Rights Reserved.