肩の外側にある鎖骨と肩甲骨からなる小さな関節を肩鎖関節と呼びます。肩鎖関節は肩を90度以上挙上したときに肩甲骨を回転させるのに重要な役割を持っております。また肩の表面にある関節のため、転倒したときになどに直接傷めることが多く、ウェートトレーニングなど重量物を持ったときに疼痛が長期間持続することがあります。診断は診察、X線、CT、MRIなどで行います。肩甲骨周辺の動きを改善するリハビリや肩鎖関節内へのブロック注射など保存加療を試みます。約6か月以上持続する痛みに対しては
手術治療を選択する場合もあります。