体外衝撃波治療

体外衝撃波治療とは？

衝撃波という圧力の波を治療用に改良したものです。
もともと腎臓結石などの治療として使われていたものを10分の1程度のエネルギー量にして用いています。
当院ではDUOLITH　SD1という日本初の小型体外衝撃波治療装置を使用しています。
まだ導入している施設は少なく、当院は都内では最初に導入した施設の一つです。

どういう効果があるの？

衝撃波を当てた部位の痛みが減り、細胞を修復するための細胞が活性化する作用があります。 人によって効果に差はありますが、痛みの軽減には即時的な効果があります。

どのような怪我に効くの？

主には筋肉の一部である腱や、疲労骨折など骨由来の痛みに効果があります。
現在、様々な痛みに応用されており適応となる疾患名は拡大してきています。
具体的な診断名としては

• 腱の痛み
  (テニス肘・ゴルフ肘・石灰沈着性腱板炎・膝蓋腱炎・アキレス腱炎・足底腱膜炎など）
• 骨の痛み
  (投球に伴う肘疲労骨折、ランニングやジャンプなどに伴う下腿疲労骨折、偽関節など）

が適応疾患になります。
上記の怪我以外でも治療適応となることがあります。

治療を受けられない可能性がある方

• 血友病等未治療の血液凝固障害のある方もしくは抗凝固剤を服用している方
• 悪性腫瘍の方
• 妊婦の方
• 小児の方
• ６ヶ月以上のステロイド治療を受けている方、ステロイド注射治療から６週間以内の方

合併症

治療中に以下の症状が出ることがあります。

• 治療後の腫れ、赤み
• 血腫、点状出血（内出血）
• 湿疹
• 治療中および治療後の痛み
• 感覚異常、神経痛などの神経障害

その他、治療中に異常な所見が出た場合は医師の診察を受けていただき治療を中止する可能性があります。

治療をご希望の方へ

治療をご希望の方は当院受付にて診察のご予約をお取りください。
本治療が適応となるかを担当医師が診断し、ご相談させていただきます。